【歯周病で歯を失ってしまうかも!?】定期的な歯のクリーニングの重要性

皆さんは定期的に歯のクリーニングをされていますか?

私が日本にいた頃は歯医者は歯が痛くなったら行くところでした。

きなこ

定期的に歯医者でクリーニングをしてもらい始めたのはアメリカに来てから。フロスの存在も知ったのはアメリカに来てからです、、(お恥ずかしい話です。。。)

今ではそんな私も歯科衛生士になり、身をもって歯の大切さを知りました。

目次

歯のクリーニングに行けば、歯の健康が分かる

レントゲン撮影

基本的に歯のクリーニングは6ヶ月ごとにします。それと同時にドクターが歯の検診をします。アメリカでは年に一度バイトウィングのレントゲンを撮り、歯と歯の間に虫歯があるかをチェックします。

歯間の虫歯は肉眼では見つけにくいので、必ずレントゲンが必要になります。定期的に歯医者に行くことで虫歯も早期で見つけることができ、最小限の治療で済ませることができます。

歯周ポケットの測定

もう一つ重要なのが歯周ポケットのチェックです。プローブという器具を使って全ての歯の歯周ポケット(歯と歯茎の間)を測ります。

1から3ミリの深さであれば正常4ミリは歯肉炎5ミリ以上であれば歯周病が始まっている状態です。

歯周病は虫歯よりも厄介な病気!?

歯周病はとても厄介な病気です。歯肉炎というのは歯茎の炎症だけなので、元に戻すことができます。でも歯周病は歯茎の炎症プラス骨吸収がある状態なので完治することはありません。なぜなら骨は一度失ったら元に戻ることはないからです!!これが歯周病の怖い所なのです!歯周病を放っておき骨吸収が進行すれば歯を失ってしまいます。

2〜3年クリーニングをしていない患者さんを見ると歯石がたくさん溜まっています。そしてその患者さんはほぼ100%歯茎に炎症があります。歯石は言ってしまえば細菌の塊なので、歯石を定期的に取り除くことは健康な歯と歯茎を保つためにとても重要なことなのです。

フロスをすることの重要性

私が患者さんに口を酸っぱく言っていることはフロスを毎日することです。

歯と歯が密接しているすき間は歯ブラシでは綺麗にできません。そこにプラークが溜まると虫歯や歯周病の原因となります。

フロスの正しいやり方についてはこちらに詳しく書いています。

私の患者さんでフロスを毎日していると堂々と言う患者さんはとても少ないです。多くの患者さんが週に2、3回と言うけど、おそらくほぼしていないです笑 皆さん歯科衛生士にはウソばれてますよ笑

もし歯磨き又はフロスをするときに出血がある場合や口臭がきになるときは今すぐ歯医者に予約をしてクリーニングと検診をしてもらって下さい!虫歯も痛くなってからでは手遅れです。おそらく神経治療が必要だったり、最悪抜歯の場合もありえます。

6ヶ月の定期検診とクリーニングをすることが健康な歯を一生キープできる鍵だと思います。そして歯医者を出る前に必ず次の6ヶ月後のクリーニングの予約をして帰りましょう!

最後までお読み頂きありがとうございました。

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この記事を書いた人

アメリカのハワイ州とカリフォルニア州で歯科衛生士の資格を所有。日本では全くの未経験から、アメリカの歯科衛生士プログラムに入ることを決意。2017年にハワイ大学歯科衛生士学部卒業。現在はカリフォルニア州のベイエリアに夫と二人の娘と暮らす。

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