やって良かった！マウスピース矯正、インビザライン

March 17, 2024March 20, 2024

歯科矯正を考えたことはありますか？アメリカでは子供はもちろん、大人になっても歯科矯正をするのが当たり前です。今回はマウスピース矯正のインビザラインについて深堀をします。

歯科矯正することの意味

歯科矯正で歯並びを整える事で、見た目の印象をがらりと変える事ができます。おそらくほとんどの方が見た目を気にされて歯科矯正をする方が多いと思います。

私達、歯科衛生士からすると、歯の矯正は見た目以上に歯の健康を保つ為に必須なのです。

歯並びが悪いと、歯磨きやフロスがしずらい場所が出てきます。その場所は歯垢や歯石が溜まりやすくなり、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。

さらに歯並びが悪いと噛みあわせも悪くなるので、食べ物を噛んだ時に加わる圧が均等になりません。つまり負担が多くかかっている歯は長く持たないということです。

大人でもできるインビザライン

インビザラインは、マウスピースを用いた矯正歯科治療です。歯科治療の先進国アメリカのアライン・テクノロジー社が開発しました。一人一人の悩みと歯の形状に合わせた複数のマウスピースをカスタム制作して、段階的に歯並びを矯正していきます。アメリカ・ヨーロッパなど100カ国以上で使用されており、確かな効果と実績のある治療方法です。

マウスピースの装着時間

マウスピースの数は症例によって変わります。マウスピースを順番通りに装着し、１から２週間で次の新しいマウスピースに変えます。マウスピースの装着時間は一日２２時間で基本的に食事中以外はずっと装着する必用があります。

インビザラインの費用

インビザラインはアメリカでは約$5000から$6000で保険が効く場合もあります。

日本では相場が70万から100万円です。

インビザラインのメリット

透明で目立ちにくい：インビザラインは透明なプラスチック製のマウスピースを使用するため、従来の金属のワイヤー矯正と比較して目立ちにくいです。特に大人になってから矯正を考えている方にはおすすめです。
取り外しができる：インビザラインは取り外し可能なマウスピースを使用するため、食事や歯磨きの際に外すことができます。これにより、歯磨きやフロスを普段と同じようにすることができるので、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
快適性：インビザラインは金属の部品がないため、口内のひっかかりや傷のリスクが低減されます。歯に装着した時の痛みや違和感も少ないです。

インビザラインのデメリット

装着時間を守らないと、最適な効果がでない：インビザラインは一日に最低２２時間は装着をする必用があります。取り外しも簡単にできるという便利な反面、食事ををした後に装着をし忘れるリスクがあります。十分な時間装着をしていないと、歯が予定通りに動かず、矯正の時間も長くなってしまいます。
摂取物の制限: インビザラインを使用する場合、水以外の食べ物や飲み物の摂取前に必ずマウスピースを外す必要があります。また、食事後に歯を磨き、フロスをしてからマウスピースを装着する必要があります。
治療不可能な症例: 歯並びや、骨格によってはインビザラインが効果的でない場合があります。特に重度の歯列不正や歯の移動が必要な場合、従来のワイヤー矯正がより適していることがあります。

矯正にはワイヤ矯正とマウスピース矯正があります。私は30歳を過ぎてインビザラインをする事を決めました。なぜかというと、インビザラインは目立ちにくく取り外しができるからです。

ワイヤー矯正の患者さんを見ていると、歯磨きやフロスがうまくできず、歯垢が溜まりやすくなっていて、矯正が終わった後に虫歯ができていたということも少なくありません。

ただインビザラインは取り外しができるので、私はついつい食事の後につけ忘れるということも多々ありました。そのため、予定通りに歯が動かず、再度スキャンをしてやり直しになってしまいました。

このようにインビザラインとワイヤー矯正にはメリットとデメリットがあるので、担当の歯医者の先生とよく相談をされて決めてくださいね。