2017年にハワイで歯科衛生士免許を取得して、2019年にカリフォルニア州のベイエリアに引っ越しが決まりました。歯科衛生士の免許はリージョン(地域)によって違います。
例えばハワイ州では歯科衛生士が麻酔を打てますが、いくつかの州では麻酔を打つことができません。このように州によって歯科衛生士ができる事が変わってくるのです。正直とてもややこしくて困ります。なのでカリフォルニア州に引っ越しをする前に免許の申請について色々調べました。
Soft Tissue Curettage, 笑気麻酔、局所麻酔のコース
まず最初に必ず必要なのが、STC, NO, LA (soft tissue curettage, 笑気麻酔、 局所麻酔)のコースをとること。これは指定された機関でクラスを受けることになります。費用はなんと$5000!これはカリフォルニア州に引っ越す歯科衛生士は必ず取らなければいけないので、避けられません。私の場合は週末だけ2週間かけて、このクラスを取りました。
National Board Dental Hygiene Examination (国家筆記試験)の成績の提出
国家筆記試験は一度受けて合格すれば、また受け直す必要はありません。ウェブサイトから自分の成績表のコピーをリクエストすることができるので手続きは簡単です。
州の実技試験の成績の提出
ハワイ州とカリフォルニア州はどちらもCRDTSのリージョン(地域)になるので、私は筆記試験と同様に、自分の成績表のコピーを送りました。この時はこれで大丈夫と思っていました。
この複雑なリージョンに関してはこちらに詳しく書いています。↓

実はその当時、カリフォルニア州のDental Hygiene Boardの規定でCRDTSの実技試験を受けてから2年以上経っている場合はまた実技試験を受け直す必要があったのです。(現在は3年以上に変わっています) 私はこのことを知らなかったので、後に通知連絡が来たときは愕然としてしまいました。実技試験はテストの要項に見合った患者さんを見つける必用があり、それがものすごく大変だからです。
基本的に歯科衛生士として、5年以上の実務経験があり、規定以上の時間を働いていることを証明できれば、実技試験は免除されます。私はその当時、2年しか実務経験がなかったので免除されなかったのです。
倫理の筆記試験に合格
免許の移行に必要な書類をすべて提出し、受諾されたら、いよいよ倫理の筆記試験を受けます。これも指定された機関に行き、選択問題式のテストを受けます。少し引っかけ問題が多いように感じましたが、問題なく合格できると思います。
まとめ
ここまできて、ようやくカリフォルニア州の免許を取得できます。金銭的にも負担がかかるし、時間もかかります。もし引っ越しする予定がある場合はあらかじめ、時間と金銭的に余裕を持って準備をしてください。
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